意外と知らない「治療後」の髪の変化
- 1.抗がん剤治療が終わって、約1~2ヵ月の間に髪が生え始めます。
髪の生え始めには、もとの髪質と違った状態で毛髪が生えてくることがあります。これは、毛母細胞に抗がん剤が影響しているのが原因と考えられています。 - 2.約2~3ヵ月の間、クセ毛のある髪が生えてくることが多いです。生え始めの髪のクセには個人差があります。
- 3.クセのある髪が生え変わって、元の髪の長さにもどるまでが、ウィッグの着用期間となります。
抗がん剤治療が終わっても、1ヵ月でおよそ1cmのスピードで髪が生えてきます。ショートスタイルの髪の平均的な長さはおよそ15cmなので、元の長さに戻るには15ヵ月の時間が必要です。クセのある髪が生えてくる期間の2~3ヵ月を足すと、およそ18ヵ月となります。
抗がん剤治療の終了後、ショートヘアに戻る方がウィッグを早く卒業できます。
また、比較的、前髪や頭頂部の髪は回復が遅い方が多いので、一定の脱毛している場所をカバーするヘアピースもおすすめです。
静電気によって、髪の毛先に縮れが起きる場合もあります。エデューでは、静電気除去サービスを行っていますので、ウィッグのお手入れもできます。
髪の回復に合わせて、ボリュームが増えることで、ウィッグのサイズがきつくなる場合があります。アジャスターだけでは間に合わないサイズ調整を、お店で承ります。
*ウィッグの製法や状態で、承ることができない場合もございます。
抗がん剤治療で使用されるのは、頭全体が包まれる全頭ウィッグ(フルウィッグ)ですが、特定のエリアだけをカバーする「部分ウィッグ」や「ヘアピース」というアイテムがおすすめです。
回復してきたご自身の髪を活かしながら、必要なエリアだけウィッグでカバーするので、一般的な医療用ウィッグよりも開放的な着用感ということが特徴です。
私たちは、治療前~髪の回復までサポートする美容室として、
ご自身の髪のカットや必要なアイテムのご提案を行っています。
早めの脱ウィッグにおすすめなヘアピースを下記のページでご案内しています。
京阪モール/関西医大(枚方・滝井)/
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